海の見える神話の世界へ
それは、太平洋熊野灘の水平線が広がる側に聳え立っていました。
”花窟神社”(はなのいわやじんじゃ)、三重県熊野市有馬町にある。
那智黒石の産地として名高い玉砂利の海岸、七里御浜。
海の無い奈良からは、吉野からの山越えで、二時間余りで海に出会える場所。
神社が聳え立っている。
??
海岸線を走る国道の横にこんもりとした森があった。
参道を進むと、鳥の声が沢山聞こえてくる。
その先には、社殿は無く、大岩壁、大岩塊が聳え立っているのだ。
白い岩肌に、あちこち大きな窪みがある。
何とも神秘的。
冥界への入り口。
世界遺産に登録されているこの花窟神社は、神話の女神イザナミの墓所と伝わっている。
8月の新聞記事にこの花窟神社の事が書かれてあって、すんごく行って見たくなって、やっと今日実現した。
来て見て、やっぱり期待を裏切らなかった。
そして、空高く、岩壁の上から綱が伸びていて、そこに三つの旗のように編んだ綱がぶら下がっている。
この綱、170メートルもの長さがあるんですって。
旗のような三つの綱は、天照大神、月読神、スサノオ神を現しているそうだ。
そして、綱は七本を合わせてあるんだけれど、それは、イザナミの子ども達を現しているんだって。
空を見上げて、「それにしてもこの綱、どうして掛けるんだろうね、樹も一杯あるのにね」って話していたら、たまたま、熊野古道の語り部の方がお参りされていて、お話を聞かせてくださった。
年二回、御綱掛け神事が行なわれていて、全国から来られた方達によって、170メートルもの綱を掛けるとのこと。
先ず、境内に綱をとぐろ巻きに置いて、一方を大岩壁の裏から人が登り、ゆわえる。
もう一方は一人一人が綱の端を持ち、道路に出て、浜に入り、波打ち際まで縄を伸ばし、樹を超え、もう一方をゆわえるんですって。
2月と11月の2日にこの行事があるそう。
今度は是非、実際に見てみたぁーーいな。
沢山の少し大きな蝶が、私たちの上を乱舞していた。
始めてみる蝶。
羽が透けて見え、陽に照らされてとっても美しい。
”あさぎまだら”と言う蝶らしい。
渡り蝶だと言われている。
この時期、こんなに沢山の”あさぎまだら”が飛んでいるのは珍しい事なんですって!
何だか、ファンタジーの世界にでもいるような。
不思議な感じ!
一緒に行ったお友達は、児童文学作家なんだけれど、偶然に、この神話を基にしたファンタジーを完成し、原稿を入れ終わった所。
ちなみに、来年夏頃出版の予定ですって。
けいは、以前テレビで語りをしていた時、奈良県橿原市香具山に纏わる民話として、神話『天の岩戸」を語った事があるし。
うわああああぁぁぁぁ!
何だか素敵!
なんか、必然的な”縁”があったのかな?
嬉しいなぁ!
訪ねてきて良かった!
偶然お会いした熊野の語り部の”楠”さん、色々お話し聞かせてくださって有難う♪
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