京都法金剛院の花
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地域の中学校の出前講座にお伺いしてきました。
毎年中学3年生が、地元の保育園、幼稚園に交流にお伺いするのに先立って、絵本の読み語りや、パネル等、を勉強するお手伝いにお伺いしています。
二時間の授業の間、一時間を絵本に当て残り一時間をパネルや演じ方実演に当てました。
絵本の成り立ちからお話して、表紙から始まって見返し、扉、本文、見返し、裏表紙とどのページも編集の方、作者と協議を重ね出来上がっている事、一ページ一ページを大事に読んで下さいね、と伝えました。
日頃絵本に接する事も少なくなった子ども達に、一時間たっぷりと絵本を愉しんで貰えました。
二時間目は、パネルの実演やペープサート、エプロンシアターと走り気味で進め、何組かに無茶振りの体験を提案しました。
中3ともなると、恥ずかしさや様々な思いがあって中々前には出てくれません。
けれど、今年の中三年生は、幼児向きのパネルを上演したのですが、実演の時からこちらの問いかけには、声があちこちから上がり、楽しい元気な学年でした。
ペープサートには男子学生2人、パネルには女子2人が渋々ながら出て来てくれました。
感激です♪
心から嬉しくって、此方もテンションが上がってしまいました。
最後に「始まりの日」の読み語りを、プレゼントしてお仕舞いです。
「絵本がこんなに色々、読み手の子ども達の事を考えて作られていると言う事を知り、すごく良かったです」と最後に感想を述べてくれました。
7月4日、みんなそれぞれ保育園、幼稚園に行きます。
きっと楽しく、小さな子ども達と交流してくれる事と思います。
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「まりぶろん」宮沢賢治大好き人間の集まりの会の、Tさんが久し振りに奈良に帰って来ると言うので、賢治に関係するチェロを楽しむ会を企画しました。
山里での「賢治を愉しむ小さな小さな音楽会」を奈良市在住のプロのチェロ奏者にお願いしました。
室生の谷川の傍で民家を改造したカフェを会場に、15名程の方が集まり、膝突き合わせてチェロの音を思いっきり愉しみました。
奏者の息使い、弦を抑える音やチェロの音の響き、大きな会場では決して味わえない自分達だけの音楽会。
滅茶苦茶な希望も快く引き受けてくださいました。
事前に星めぐりの歌の歌詞と音符を、メンバーの一人が送ってくれていて、チェロの音に乗った星めぐりの歌は、オリジナルの前奏を付けて下さっていて、会場の人達を一気に賢治の世界へと連れて行ってくれました。
そして、シェロ弾きのゴーシュ、チェロの音をバックにTさんの読み語りも入りました。
山里に響く音は、若葉の緑や谷川を渡る風に乗って広がり、聴く人たちの元へと届いてきます。
山里での小さな手創りの、そして私達の我がままいっぱいの音楽会、「セロ弾きのゴーシュ」を彷彿とさせてくれました。
勿論、本職であるクラッシク演奏もたっぷりと聞かせて頂きました。
有難うございました♪
「まりぶろん」会誌を発行し、賢治について学び、語り、7人ほどいたメンバーが今は、静岡県、奈良県(上牧、榛原、橿原)と遠く離れ、数年に一度くらいしか会わなくなってしまいましたが、久し振りに会うとこうして賢治を一緒に愉しんでいます。
みんな其々の地域でしっかりと頑張っていて、細い糸だけれど長年しっかりと繋がっている、とっても素敵な大切な仲間です。
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夜、フェリーで南港を出発~早朝別府着~長者原~雨が池~坊がつる~大船山(たいせんざん)1786.2M~北大船山(きたたいせんざん)1706M~大戸越(うとんごし)~平治岳(ひじだけ)往復1643M~大戸越(うとんごし)~坊がつる~法華院温泉ロッジ(泊)~九重山~坊がつる~長者原~別府~夜行フェリー南港(早朝)着。
朝九時、長者原を出発。
今が見ごろとあって、多くの登山者のグループが登ってゆくが、みなさんやはり年配の方達が多い。
そのグループに道を譲って貰いながら、ミヤマキリシマを目指す。
あいにくと今日は曇り、明日はどうも雨の予報らしい。
大船山、北大船、平治岳へは、坊がつるからの往復になる為、宿泊用の重い荷物を置いてゆくことにした。
けれど、それが後々大変な事になってしまった。「坊がつる讃歌」と言う歌に「ミヤマキリシマ咲き誇り 山くれないに大船の 峰を仰ぎて 山男 花の情けを知るものぞ」と言う歌詞が有る。
今までずっと、山が紅に染まっている情景だと思っていた。
でも、ここに登って初めて、大船山に咲くミヤマシリシマが、紅に山肌を覆っている様を読んでいたのだと知った。
坊がつるから1786.2Mの大船山を目指す。
岩だらけのキツイ登りだ。
大船山から、次の頂上平治岳を眺める。
ここからも、山の赤さが際立っている。
平治岳へは、ミヤマキリシマの間を縫うようにして登っていく。
平治岳への最後の登りは、急登でおまけに岩が多く、砂地の為ズルズルと良く滑る。
四つん這いになって進む。
一つ一つの頂上を目指す地点に来ると、登りの急なしんどさがよみがえり、もう降りようと幾度と思いながら、あの美しさの中に入ってみたいとの想いが勝って、何とか最後の平治岳を目指すことが出来た。
最高!!
ブラボーーー!!
けれど、急な登りより下りが大変。
火山の軽い石がゴロゴロし、オマケニ粘土質のズルズルな土で、何気なく足を下すと、つるっと良く滑る事。
一足一足に力を入れて、しっかりと踏みしめて注意がいる。
さて、坊がつるに着いて荷物を見てみると、無い!
今日の夜と、明日の朝と昼の為に持ってきた食料が無い!
どこを探しても無い!
見ると入れ物が散乱している、犯人はカラスだ。
折角重いのを我慢して担いできたのに、カラスに御馳走してやるなんて最悪!
と言っていても仕方ない、皆さんから少しずつ分けて頂くしかない。
小屋に入って、荷物を整理していたら、食器の中に入れていたアルファー米が見つかった。
これで、今晩の食料は何とかなる、助かった!
小屋に着く前に降り出した雨が、本降りになってきた。
明日は、雨の中を歩かなければいけないんだ。
法華院温泉は1000M程にある、ひなびた温泉にゆっくりと浸かって、汗を流す。
この日は、寝不足のまま八時間程の登山で、流石に足もパンパンだったけれど、ミヤマキリシマの美しさに全ての疲れが吹っ飛んで、感動だけが残っている山行きでした。
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