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2013年2月22日 (金)

どこいったん

新しい絵本が入ったので、早速文庫のお話会で読んで上げる事にしました。

訳者名と題の大阪弁を見て、興味も有り一度も読まずに、子ども達に読んでしまいました。

「どこいったん」 ジョン。クラッセン 作 長谷川 義史 訳

原題は 「WANT MY HAT BACK」です。

クマが帽子を無くし、探しに行きます。

会う動物に「僕の帽子 どこいったん」って聞いて歩きます。

みんな「知らんよ」

最後にシカさんが、「どないしたん?」「ぼうしどっかいってん」「どんな帽子」「あこうて とんがってて、、」と言いながら、クマさんは気が付きます。

表紙から、見返し、本文と最初からクマさんは帽子をかぶっていなくて、初めてここでクマさんの帽子が赤くて、とんがっている物だと、読み手も知る事に成ります。

ページが変わって「あっ!さっき!」ってクマさんが、気が付きます。

勿論読み手も気が付きます。

三番目に会ったウサギが、この帽子を被っていたんです。

読んでいる私は、心の中で”ネッ!みんなも解ったでしょ”ってにんまりし子ども達の顔を覗き込みます。

”そうよ”って心の中で言いながら。

クマさんはウサギの所に戻り、「おい、おまえ!僕の帽子とったやろ」

次ページは、言葉が無くウサギとクマのにらみ合う絵。

そして、ページを捲ると、ぼうし、すっきゃねん。の文字と押しつぶされた草の上に座り込んだ帽子を被ったクマの絵。

読みながら、”アレッ!ウサギ何処いったんかな?”と思いながらページを捲ると、リスが、「ぼうしかぶったウサギ どこいったん?」「し、知らんよ。何で僕にきくん?ウサギなんかどこにもいてへんで。ウサギなんかしらんで。ウサギなんかさわったこともないで。ぼくにきくのん、やめてえなあ。

し、しらん。の言葉はクマさんあやしいで?

と読みながら、頭の中を?????が廻りました。

最後は、そのまま押しつぶされた草の上に座り続ける帽子を被ったクマの絵。

”アレッ!ウサギは?ひょっとしてクマが食べた?”

”まさか、そうしたら、この絵本なんでこどもたちに!なんの意味あるんかな?”

って疑問がいっぱい湧いてきた。

読み終わって子どもたちに聞いてみた「ねえ!みんなぁ、ウサギいないよね、どこ行ったと思う?」

そしたら、大きな子ども達が、目輝かせてこっち!」と言ってページを遡り、帽子を取ってクマに嘘をついている場面を指差してくれた。

小さな子は、お家帰った。

子ども達は、大阪弁のまったり感と言葉の面白さで、最初は笑っていたけれど、絵本を理解できずにいる。

しまった!

やっぱり子どもたちに読むときは、必ず何度か目を通すという基本を疎かにしてしまっていた。

もう少し大きくなったら、この絵本の怖い部分が解るんだろうなあ。

けど????

っていっぱいの???が残った。

心の中にいっぱいの言葉と、?が残ったので、文庫の仲間に投げてみた?

「ねぇ、ウサギどこ行ったと思う?」

この絵本どう思う?

けど、面白い、この絵本。

大人の人にとっては、「絵本を読む」いい材料になる。

そうして、この絵本の絵をじっくりと読んでみた。

大人にも、後が残るよね。

と、早速、あるサークルの勉強会に持っていった。

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