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2012年6月 6日 (水)

カンディンベ へ

5月14日、この日がカンチェンジュンガ トレッキングで、私にとって一番過酷でしんどい歩きになるとは思ってもみなかった。

 

朝6時半出発、上り下りの高低差も余りなく、山を廻り込みながら下ってゆく。

 

道端の花を楽しみながら、歌まで歌いながら歩いていたのですが、二時間もすると、日がきつくなり温度が上昇してきて、暑い事この上ない。

 

汗だくで、どんどん温度も上昇してきている。

 

今日は、6時間をそのまま歩き、着いた村で昼食との事で、お水もペットボトル一本分くらいしか持っていない。

 

喉もカラカラで、少しの水では追いつかない。

 

体中の水分が出てしまったのではと思える程汗をかき、足はどんどんゆっくりになり、前との距離はどんどん離れてゆく。

 

お水が欲しい。

 

温度を聞くと、炎天下で35度あるとのお返事。

日影が欲しい。

 

少し歩いては、休憩を取ってもらい、一口水を飲んでは歩く。

 

岩から出ている水が有り、お腹を下してもいいから飲みたいと思った時シェルパが「これはピュアな水だから飲んでいいよ」と言ってくれた。

 

生き返った感じだ。

 

何と美味しい水。

 

水筒いっぱいに水を入れ、又足を運ぶ。熱中症で倒れてしまうかも?と内心思いながら、やっぱり歩くしかない。

 

温度の急激な変化に体がついていけない。

 

平坦なこんな道でバテテしまうなんて、暑さに参ってしまうなんて、自分の体力の無さを思い知らさせた感じ。

 

”ビスタリー”と言う言葉も出なければ、話に相槌を打つことも、一言も喋る気力がない。

 

S_img_1261
「もうだめだ、暑すぎ!」と心の中で叫びながら、最終の村に着いたのは、13時。

 

お昼も一口も食べられず、只”タトパニー”「お湯が欲しい」そればかり。

体中の水分が抜け、只ひたすら熱いお湯を飲み続けた。

こうして写真を撮り、村を少し散策しようと思えたのは、何時間も経ってからだった。そんな長時間倒れこんで放心状態になったのも、トレッキング中今日が初めて。いつもは、いくらしんどくても着いて景色を見ていればすぐに回復できていたのに。

-10度のテントの中の寒さには耐えられても、35度の暑さには耐えられなかった。

良かった!

熱中症で倒れなくて。

最後の最後に、皆さんに迷惑をかける寸前だった。

明日からストと言う事で、今日降りなければ、予定の日に日本には帰れなくなると言う事で、二日早く山を下りる事に成った。この村までは、何とか車が入れるらしい。

明日も又、この暑さの中を歩くのかと凹んでいたのが、夕方にジープが迎えにくると聞いて、内心「ヤッター、良かった。もう暑さと闘わなくて済む」と大喜び。

でも、これが又大変な体験をする事に成ってしまった。

 

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