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2012年5月

2012年5月31日 (木)

折り返し地点

5月7日、グンサから、ジャヌー南面ルートを行く。

 

グンサを出て、一時間ほど歩くと雪道になった。

 

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積雪は、15㌢ほども有り、登山靴はびちょびちょだ。

 

今回のトレッキングでは、余り雪の心配は頭になく、用意もして行っていなかった。

上を見ると急な登りがまだ続いてた。シャルパが先を登って行く。

あの上まで、どうして登ろう?しんどいなあ。と考えていたら足が進まない。上を見ないで、下だけ、下だけ。

 

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足元のこんな可愛い花を見つけると、俄然元気が出てくる。

今日は、雪の為テントは張れず小屋で泊まる事に成ったのだけれど、小屋と言っても石積みの隙間だらけの避難小屋。

 

屋根には、ブルーシートのようなものが掛けられ、何とか雨はしのげそうだ。

 

4人のマットが何とか、キュウキュウに敷き詰められる広さ。

 

そこに正座して、食事も頂く。

 

4人が同じ方向で正座して、寝袋の不安定な上にお皿を乗せて、食事し、その前でキッチンボーイがサポートしている構図は、何だかとても違和感があって、面白かった。

 

とても窮屈な一夜。

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4000M超える山からは、壮大な景色が広がる

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2012年5月30日 (水)

グンサへ戻ってきた

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5月6日大きな村グンサへ戻ってきた。

3日より毎日夕方より雪が降っている。

気温が上がると雪が緩み、落石が起こる。

そんな危険な個所が二か所あり、なるべく早い時間にそこを通らなければならないという事で、いつもより早い時間に出発した。

危険な斜面の下をシェルパが、目と耳で音や岩を確認し一人ずつ安全に誘導してくれた。

小石が時々上から落ちてきている。

緊張しての一歩一歩で、足早に歩く。

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氷河は、いつしか谷川の水音に変わり、シャクナゲはピンクの絨毯となっている。

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今日は満月で、ブッタの誕生した日。

5日間ネパールの村々ではお祭りが、行われる。日本のお正月に当たるお祭りで、家々の「タルチョ」祈願旗も一年に一回今日の為に新調される。

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ここグンサの若いオーナーは、とても熱心で「ブログに書くわね」と言ったら、名刺をくれた。

まだ、24歳で三歳の女御子がいる。

ここは、食堂兼団らん室。

こんな綺麗なバッティは、本当に珍しい。

「カンチェンジュガ ゲストハウス」+977-993242300は電話番号だ。

ここグンサは、シェルパ族の村。

今日は、無事ここまで帰って来れたお祝いとして、コックさんがケーキを焼いてくれた。

ケーキにお茶に最高の景色。

ここがヒマラヤだなんて  ね。

そして、ここのオーナーの娘さんの、3歳のお誕生日。

たまたま電話をかけに行って、娘さんのお誕生日のお祝いに出会った。そこでもケーキを進められ、話の輪に。

と言っても英語はからきしだし、ネパール語も解らない。

三歳の女の子と遊ぶことにした。

何しようかな?

手遊びしようかな?

御膝に抱っこして、一と一でどんな音?トントントン トントントン。

遊んでいるうちに、御膝の上でスヤスヤ。

トントントンの響きが、心地よかったんでしょうね。

ケーキでお誕生日を祝って貰える子供たちは、ほんの一握り。

トレッキングでは、毎回子ども達の姿に考えさせられる。

ここネパールに来るといつも、絵本???なんて?もっともっとそれ以前の子ども達が生きる事?

さあ!

明日からは、ジャヌーの南壁ルートを行く。

折角下ったのに、又4600メートルまでの登りになる。

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カンバチェンへ

5月5日、日本を出て半月が経った。

 

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やっと4000Mまで下り、高度障害から解放され、体も慣れて、息苦しさからも解放され、小さな花達に眼も行き、楽しく歩くことが出来た

 

気温は、朝はー4度だけれど、昼間は暑い。

 


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ガスに覆われ、山々の姿は余り見られなかったけれど、雪の中から顔を出している小さな花達が、私たちの気持ちまで軽やかにしてくれる。

 

サングラスをしていなかったポーターの数人が雪盲に成りとても痛そうだ。

 

持ていたコンタクト用の目薬をみんなあげた、早く治ってくれるといいのだけれど。

 

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ドーモリー6050M 断念

S_img_12065月4日、今朝の気温はー10度、辺り一面の雪景色だ。

 

 

 

一晩でこんなに積もってしまった。

 

 

 

今朝は、3時起きでSさんFさんは6050Mのドーモリへ登る予定だったのだけれど、朝3時の時点で大雪が降っていて、悪天候の為、シェルパが6050Mへの登山は中止と判断した。

天候が悪くて、カンチェンジュンガは望めないだろうとの事。

5000Mを超えると、山の様子も変わる。

「体調さえよければ登れますよ、最後の岩はザイルで確保するので」と仰って下さっていたのですが。

6000Mとなると登るのに登山技術も必要になってくる。雪と氷と岩、もろもろが素人ではとうてい無理で下手に登ると皆さんに迷惑がかかる事に成り、私は日本を出るときから6000Mへは行かないつもりで、勿論アイゼンも持って来ていなかった。

 

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朝、雪の中でテーブルを出し、周りの8000Mの山々を眺めながら、ゆっくりと朝食をとった。

 

 

 

雪一面の世界から見る山々は、最高!

 

 

 

 

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自分の目で見て、感動を味わってみたいとの想いで、何も知らずに「行きます」と手を挙げたけれど、実際の過酷さを体験して素人の私をここまでご一緒してくださった、SさんFさんそしてH子さんに感謝です。

 

 

 

 

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こんな想いをしなければ味わえない感動、山の姿、きっともう2度とは来れない世界。

 

 

 

本当に、最高!!

 

 

 

目にしている山の向こうは、インドのシッキム。

 

 

 

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インドまで山を越えて1日半程らしい。

 

 

 

カンチェンジュンガは、ネパールの東に位置し、インド、チベット と なる。

 

 

 

行きかうトレック隊も少なく、今まで3隊ほどにしか出会わなかった。

 

 

 

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静かなカンチェンジュンガだ。

 

 

 

こうして、無事に5140M迄来れた。

 

 

 

 

 

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今回のカンチェンジュンガトレッキングで、サポートしてくれたスタッフ全員。

 

シェルパをはじめ、キッチンの係り、重い荷物を運んでくれたポーター。

 

これからまだ下りも一緒だけれど、こんな高度までこれたのもみんなのサポート御蔭です。

 

有難う!

 

今日1日、このテント地での宿泊だったけれど、高度障害も出ていることなので、今日にロナク4780M迄下る事に成った。

 

 

 

日中は良いお天気で、温度がぐんぐん上がり、暑い事暑い事、けれど、夕方から又雪。

 

温度の変化に体が少し悲鳴を上げている。

 

 

 

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2012年5月29日 (火)

ロナクからパンぺマへ

5月3日、パンぺマ(5143M)を目指す。

今朝の気温は、-9度、昼の日差しのキツサとの差が酷くある。

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カンチェンジュンガ氷河の右岸モレーン台地を行く。

余り急な登りも無い、モレーンの道だが、なんせ、空気が少なく、一歩一歩がゆっくりで、兎に角動くこと自体が息苦しく緩慢な動作になっている。

けれど、周りの山々は絶景だ。

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ネパールピーック、ネパールギャップ、ツインズカンチェンジュンガ1峰、カンバチェン、シャルプ等、7000、8000M級の山々が手の届きそうに聳えている。

3時過ぎから雪が降り出し、あっという間に辺り一面が真っ白になってしまった。

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テント地に着いた頃は、まだ雪が無く山の天気はやはり一瞬にして変わるものなのだ。

この時はまだ余り高度障害も無く、元気いっぱい。

雪が降るのは、考えていなかった為、帽子、手袋など用意していなくて、急きょ貸して頂いてしのぐことになった。

頭はガンガン痛く、吐き気もして、高度障害がかなり出だした。

3人までが、高度障害が出てしまった。

高度障害は、少し遅れて出るらしく、着いて暫くして高度の影響が体に出てくるのそうだ。

高度順化の為の日が、少し低い高度でだったのが影響しているようだ。

この5140Mでのキャンプは、兎に角寒く持っている衣類を全て着込み、カイロも付けて寝袋に潜り込んだのだけれど、未だ寒かった。

そして、高度障害の薬を飲み、頑張ってトイレに通うのだけれど、寒くてテントから出るのがとてもおっくう。

高山病の予防は、兎に角トイレを頻繁にする事らしい。

食欲も全くなし。

でも、最高!!

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2012年5月28日 (月)

カンバチェンからロナクへ

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5月2日、朝の5時に昨日のルートの丘まで登り、ジャヌーを見て、これから4700Mのロナクまで5時間余りの、トレッキングだ。

 

朝の気温はー5度。

 

高度が高くなるにつれ、やはり息苦しくなってきた。

 

高度障害が少し、で出している。

 

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100メートルを登るのに、一時間かかる。

 

息苦しく、呼吸回数や、脈拍も上がり、自分の息遣いの音が大きく聞こえる。

 

この高さでの酸素は、下での50%らしい。

氷河に沿って、登ってゆく

モレーンの上を歩く、長い長いルート、歩きづらいし、息は苦しいし、足がなかなか斜面の上へと運べない。

ビスタリー ビスタリー (ネパール語でゆっくりゆっくりと言う意味)とシェルパに声を掛け、ゆっくりと登ってもらう。

そしていつもいつも思うのだ。

しんどいなあ!なんでこんなしんどい事してるのかな?

足元にしか目線も行っていないし、景色を愉しむどころではないし。

立ち止まって「まだかな?」と上を見上げると、急な登りの斜面が目に入る。

そうなると気持ちも萎えてしまう。

だから、上は絶対に見ない、足元だけ見て、こうして足を前に出していたら、いつか上に着くんだから、と自分に言い聞かせて。

こんな想いの毎日だけど、テント地に着いてちょっと体をひっくり返って、周りの山々を見ていたらそんな気持ちは、もうすっかり何処かへ行ってしまう。

そんな繰り返し。

さあ!

 

明日は、5140Mの未経験の高所を目指す。

S_img_1193夕食は、ピザ 天ぷら パスタ 美味しいけれど余り食べられない。
他にもジャガイモが付いているのだけれど、私だけ全ての量を少なくしてもらっている。

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感動のジャヌー

5月2日、5時前に起きて、皆で来た道のジャヌーが良く見える丘まで出かけた。

 

 

 

朝の気温は、-5度。

 

 

 

寒いけれど、とてもいいお天気だ。

 

 

 

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ジャヌーは、昨日雲の晴れ間から顔を出した時より、大きく存在感を持って聳えていた。

 

肩を張り、羽を広げ周りの山々を抱き込むような大男の様な山だ。

 

尖った頭部には、目も有れば鼻も有る

 

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遥か彼方の空を、睨み付けている。

 

大男のみぞおちの部分の北壁は、登山家の人達を寄せ付けない鋭さだ。

 

ジャヌーは、想像していた山よりずううぅっと存在感がある。

 

ジャヌーの左には、カンバチェン、奥には、ヤルンカン、8586M世界第三峰のカンチェンジュンガが聳えていた。

 

ヒマラヤの山々は、この感動を自分の目で見るには、やはり、厳しくしんどい思いをしなければ達成することは出来ないのだ。

今日は、これからテント地に戻って、4790Mのロナク迄登る。

 

 

 

 

 

 

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2012年5月27日 (日)

グンサからカンバチェンへ

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いよいよ、5月1日グンサ(3400M)からカンバチェン(4050M)の高所トレッキングの始まりだ。

 

今日も7時間のトレッキング。

 

周りの山の景色も、一変してきた。

 

 

S_img_1156歩き出して、二時間もすると正面に”シャルプ”6000M級の山が見えだした。

 

 

今回のトレッキングで楽しみにしていた山が有った。

 

”ジャヌー”(7711M)

 

途中で、ジャヌーの見える所がある。

 

けれど、今日は雲が厚くてジャヌーは厚い雲の中だ。

 

けれど、有りがたい事に風が有る。

 

ひょっとして、雲が風で切れ間が出きるかも?

 

テント地に行けば、ジャヌーは他の山に隠されて、見ることが出来ない。

 

私とSさんFさんで、雲が切れることを願って少し待つことにした。

 

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当てのない待ち時間。

 

上を見上げ、雲が流れるのを寒さを堪えながらジィーーーと待つ。

 

この日の朝の気温は、ー2度、昼間は流石に陽がきついけれど、じっとしていればダウンが必要な気温だ。

 

一時間待って駄目ならあきらめようね。

 

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雲が動き出した。

 

切れ間が出来た。

 

 

 

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僅かに見えた。

 

 

こんな時間が、なんて楽しくて、幸せな時間なんだろう。

 

 

 

 

 

S_img_1166雲の間からジャヌーの頭が見えた。

 

そして、徐々に姿を現した。

 

「わあーーー!見えた!!すごーーーい」三人で大声を上げる。

 

感動だ!

 

雲が又立ち込めてきたので、我々だけでテントサイトへ急いだ。

 

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テントサイトの目前にも、山が迫る。

 

 

4000Mもの高所で、とにかく寒く、そして空気が欲しい。

 

 

 

S_img_1169今日の夕食は、モモ(野菜ぎょうざ)天ぷら 焼き豚、野菜 やきめし

 

 

高度があがるにつれ、食欲が無くなってきた。

 

美味しいのに、体力にも食べなければ、、、、

 

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高度順化

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4月30日は、高度順化の為一日このグンサで過ごした。

 

6000M級の山々に囲まれ、音楽を聴きながら本を読んで過ごす、何と贅沢な事なのか。

 

お茶の時間には、紅茶やコーヒーを頂きながら、ビスケットを頂く。

 

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勿論お茶もキッチンの方が入れて下さる。

 

歩き出して毎日、テントサイトに着くと温かいジュースが用意されていて、着くと直ぐに運んでくれるし、朝は、モーニングティを其々のテントに運んでくれる。

 

日本の山登りからは考えられない贅沢さだ。

 

ヒマラヤ登山は、イギリス人が開拓したそうでこの様な形になっているらしい。

 

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今日は、良いお天気で洗濯日和、洗えるだけ洗って、満艦飾に洗濯物を干す。

 

立山の室堂で、アルバイトをしているという現地のシェルパと出会う。

 

日本語も達者で、彼はエベレストに4度登頂したという事だ。

 

日本の山はどう?と聞くと、すごく簡単!と即座の声。

 

それはそうよね。

明日からは、いよいよ高所のトレッキングとなり、薄い空気との戦いが始まる。

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2012年5月26日 (土)

カブラからグンサへ

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4月29日朝6時、テントを出ると前山の谷間が、うっすらと赤く長い長い光の帯が、周りの山々に伸びていた。

 

とても幻想的な雰囲気だ

 

 

 

S_img_11396時20分、山の谷間からダイヤモンドのような輝きが現れだした。

 

 

 

 

 

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朝日が顔を出した。

 

 

綺麗だなあ!

 

今日は、ここガブラ2730Mからグンサ3400Mまでを登る。

 

富士山の高さ近くになる、7時間ほどの行程になっている。

 

今日も快調に歩き出す。

 

谷川の水の音と、小鳥の声、真っ赤やピンク、薄紫の花をつけたシャクナゲの林、沈丁花のいい香りの中、キツイ登りを除けば、素敵なハイキングコースの様。

 

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シャクナゲの樹は大木で、花色は種類は多種で、トレッカーの目を大いに楽しませてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

グンサは、とても綺麗な大きな村で、塵も少なく、道の横には溝も掘ってあり、排水もしっかりと考えてある。

 

テント地も美しく整えられてあり、このバッティの主人は、地球温暖化を考えるチームに属していて、日本での会議にネパール代表として、来日したことが有るらしい。

 

だからと言う訳でもないが、後を継いでいる24歳の若いオーナーも、頑張っているようだ。

 

太陽光発電のパネルも大きなものが数枚設置され、シャワー小屋では、お湯も出たけれど、やはりぬるすぎるけれど、贅沢は言ってられない。

 

衛星電話も有り、日本へ電話も通じた。

 

チベット人であるここのオーナーは、この村の有力者のようだ。

 

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ここからは、村をはじめ人々もチベット色が強くなってきた。

 

周りは、6000M級の山々が聳え、快適な避暑地にでもやってきたような感じだ。

 

ここが、3400Mの高所だなんて感じがしない。

 

ただ、二年前同様空気が薄くなってきたのか、少し胸がむかむかしだした。

 

今日の夕食は、揚げ春巻き(野菜たっぷりでおいしい)ウインナー 味噌汁 野菜

 

兎に角、毎日食事が楽しみだ、けど少しずつ食べる量が減ってきた。

 

今日も一時雨が降った。

 

モンスーンの季節に近づいているのかしら?

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アムジロサからガブラへ

4月28日アムジロサ(2309M)からガブラ(2730M)へ、400M余りの登りと聞き、思わず「わあ、嬉しい」

 

でも、7時間の行程と聞き「やっぱりね」。

 

きつい登りをフウフウ登り終えると、又谷までの同じくらいの下りが待っているそんな繰り返しだ。

 

折角何百メートルも登ったのに、なんて勿体ない事を、このままの高度でどうして道が無いの?とボヤキながら進む。

 

このカンチェンジュンガは、山が深く、こうして谷を渡り幾つもの山を越えていくのだ。

 

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けれど、やはり道はよく整備されてありとても歩きやすい。

 

村人たちの生活道路なのだ。

 

山間の家も、ソーラーがかなり普及している。(屋根下の小さな四角形の物)

 

このソーラーの御蔭で、電気を賄っているのだ

 

道には野イチゴの白い小さな花が咲き乱れ、シャクナゲの大木が大きな花をこぼれんばかりに付けている。

 

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こんな道端の花たちが、疲れた体と心を一瞬にして楽しい物に変えてくれる。

 

左写真は、大木に寄生して美しく咲いているラン

トレッカーの気持ちをやわらげてくれる、多くの花達

これが、ヒマラヤの山の一つの魅力なのだ。

 

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最後のキツイ登りを終えると目の前がパッと開け、リンゴの花や馬酔木の花が咲き、別天地の様だ。

左の写真は、馬酔木の木

 

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眼前には雪を乗せた6000M級の山々が見え、ヒマラヤにやってきたんだと実感した。

 

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昼食の準備も終わり、キッチンの係りの人たちをパチリ。

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休憩中の私達の前へ来て、「ナマステ」

村の子ども達の人懐こい笑顔は、何処の国でも同じ。

今日も午後から雨で、テントから出られないのが悔しい。長い時間をこうして日記をつけ、本を読んで過ごしている。

 

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今日の夕食は、何と何と、ピザが出た。

 

オーブンも無いこんな高所でどうやって作るんだろうなあ?

 

夕食 ピザ からあげ、野菜 チャーハン デザート 味噌汁

 

さあ!

 

明日は、いよいよ3500Mまで登るんだ

 

 

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2012年5月25日 (金)

スカトムから アムジロサ へ

S_img_1116朝の出発準備の風景。

 

 

左のポータがいつも私の本ザックと、もう一人の二人分を担いでくれた。

 

とっても、有りがたい。

 

未だ10代の良い青年だ。

 

 

 

S_img_1117_3今日は、スカトム(1576m)からアムジロサ(2309m)800mの登りだ。

 

谷川に沿って登って行く。

 

谷川に掛かっている橋は、今にも崩れそうなつり橋、こわごわ一人づつ渡っていく。

 途中橋の右側に置かれている大きな石は、橋が傾かない様に乗せて平衡を保つための石みたい。

この石だけでも壊れそうなのに。

 右の端を、ロープを掴んで、カニ歩きで渡りきった。

S_img_1119_3こうして、登っては谷に下り、又登るの繰り返しで、高度を上げてゆく。

長い長い滝が、谷へと落ちている。

村の子ども達は、私達が珍しい様で、休んでいる前に来てはじいっと眺めて、顔を見合わせては笑っている。

ここまでの間、他のトレッキングチームとは、全然出会わなかった。

今日の夕食は、ビッグコロッケ、チキンカレー煮、ミートソース風パスタ、野菜、味噌汁。

コロッケには、人参、豆、ネギ等の野菜がたっぷり。

でも、コロッケがビッグ過ぎて、もうお腹いっぱい。

やはり、三時過ぎると、雷と大雨。

 

 

 

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2012年5月24日 (木)

チルワからソカトムへ

4月26日、チルワ(1270M)からソカトム(1576M)まで、やはり7時間半程の行程だ。

 

谷に沿って道は登ってゆく。

 

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セミが鳴き日差しがきつく日中は、日本の真夏日と一緒。

 

道はやはりよく整備されてあって、石畳が続いている。

 

この道の整備にどれだけの日数と、人が要った事なんだろう。

 

山の中の良く整えられたファームも有り、自動散水もされてあった。

 

きっと、恵まれた村なんだろうなあ。

 

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水たまりで何かを真剣に追っている姿は、皆おんなじだなあ。

 

 

 

 

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今日のテント地は、芝の張られた快適な場所、日本の山のテント地を想像していた私にとっては驚きの別天地だた。

 

この日も夕方から、雷と大雨。

 

 

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一人で過ごすテントでの時間が長すぎて、これからどう過ごそうか?

 

 

 

 

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毎日、ジドさんが作ってくれる日本料理は、薄味で最高に美味しい。

 

味噌汁なんか最高だ!

 

焼き鳥に野菜、ヌードル、そしてこの青い物が何と最高に美味しかった。

 

聞くとオクラだそうで、刻んですり鉢で良く擂ってトロトロにして、出し汁を入れてある。

 

山芋と同じ食感だ。

 

ホント、美味しくて歩いた後もとっても楽しみ。

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ミトルングから チルワ へ

4月25日、ミトルング(921M)から、チルワ(1270M)7時間半余りの行程だ。昼食タイムの一時間半余りを除いても六時間は歩いた事に成る。

 

350M余りの高低差でも、途中谷まで降り又違う山を登りの繰り返しで、単純に高低差だけに迷わされて、喜んだりするのは間違いだったと知らされた。

 

けどやっぱり、「登りは何メートルだ」と聞かされると、ついついそれだけで?と喜んでしまう。

 

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谷に沿って登って行く。

 

 

村の子どもが、魚釣りをしていた。

 

歩く道は、村の生活道路で整備されたとても歩きやすい道だ。

 

今日は、雨模様なのでテントではなく”バッティ”に泊まる事に成った。

 

こうして、この後毎日午後から雷と大雨に見舞われる事に成り、上では毎日雪に降られる事になるんだけれど。

 

S_img_1105小さな村で、子ども達は裸足で駆け回り、鶏は生まれたばかりのひよこを連れ、村の中を自由に散歩している姿が、何とも可愛い。

 

写真右のバッティが今夜の宿泊場所なのだが、上から見ていると村の子ども達が集まって何かしているのが見えた。

 

夕食まで時間が有ったので、ちょっと何か子ども達と遊べないかな?と輪の中に入らせてもらった。

 

何をしようかな?

 

何を持ってるかな?

 

紐ならある。

 

あやとり?メモ用紙も有る。

 

メモをちぎり、正方形にして簡単な鶴を折る事に。

 

子ども達は、見慣れない外国人と、聞きなれない言葉で顔を見合わせては笑いが弾ける。

 

これで、仲間に成れた。.

 

大きな子には紙を渡し、折り方を教えてあげ、小さな子には鶴を折ってあげた。

 

出来るたびに「そう、そう」を連発するものだから、子ども達は、「そう、そう」が気に入ったみたい!

 

小さな輪が、気が付くと大きな輪になって、大人も加わって、折り紙を楽しんでいる。

 

あああぁ!、何で日本の綺麗な折り紙を入れてこなかったんだろう。

 

荷物の重さを減らすことばかり考えていたからなあ。

 

でもね、言葉が解らなくたって、笑顔で通じるんだって事、「つる」って日本語解ったかな?

 

昨日のお昼のコックさんのメニュー

 

*梅干し入りのおにぎり *野菜のいためもの

ちなみに、梅干しは日本円にして1200円もするらしい。カトマンズで調達してくれたのだが、あちらの価値で1200円は高価なものだ。

 

今夜の夕食は、*味噌汁  人参 ネギ の巻きずし ぜんまいのおひたし きゅうり、大根 わかめのサラダ。

コック長の”ジド”さんの作る日本料理は本当に美味しい。

これからのトレッキングでの、楽しみも増えた。

 

 

 

 

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2012年5月23日 (水)

いよいよトレッキング開始です

4月24日、”タプレジュン”(1820m)で、ポーターを手配しいよいよトレック開始です。

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朝、村の市場を見学しました。

野菜類も日本とおなじです。

チンゲン菜、オクラ、トマト,、、など。

肉は、そのままの姿でハエにまみれて売られていました。

今回の総メンバーは、ポーター11人、シェルパ2人、キッチン3人、コック1人と我々4人の計21人です。

トレッキングの全ての行程が、テント泊予定なので、全日程の食糧やら調理用具、テント、椅子やテーブル(食事時に使用)等々、我々4人分の本ザックだけでも80キロは有ります。

ポーターの担ぐ荷物は、最低一人50キログラムを持ちます。

我々は、個人装備5キロまでに抑え、携帯します。

荷物だけで、1トン近くになる計算です。

こうして今日は、921メートルの”ミトルング”まで下ります。

下ると行っても、アップ、ダウンの繰り返しです。

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緑の多い、気持ちのいい道が続きます。

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今日の歩く時間は、四時間。

快適な滑り出しです。

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静かなる カンチェン、ジュンガ 紀行

4月23日、カトマンズよりいよいよカンチェンジュンガに向けて出発だ。

 

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飛行機でビラトナガールに入た。小型のプロペラ機で、何だか怖い。

 

学生の子どもと出会ったのだが、飛行機で学校に通っているのは、お金持ちの子どもなのだろう。

 

貧富の差が激しい。

 

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飛行機の窓から見たヒマラヤ。

 

手が届きそう

 

 

 

 

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カンチェン、ジュンガ。や ジャヌー,ガウリサンカール、エベレスト等8000メートル級の山々が手の届くように見えた。

飛行場からは、”タプレジュン(1820m)”まで、.チャーターのジープで移動。

ガタガタの酷い悪路を想像していたが、綺麗に整備されまあまあ快適な乗り心地だ。

それでも8時間強の、厳しいドライブだった。

田園風景が広がり、花が咲き、緑の多いのどかな風景は、騒々しいカトマンズとは大違いで、日本の原風景をも思いこされる。



ここでは、”バッティ”泊。

 

 

 

 

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静かなる カンチェンジュンガ トレック紀行

4月22日、トレッキング許可申請の為、カトマンズで一日を過ごした。

カトマンズは、ガタガタ道と、車とバイクのひっきりなしの甲高いクラクションの音、それらの出す埃とゴミ、それらで騒々しい町だ。

ネパールの人達は朝早くから、手箒を持って常に自分の周りを掃いている。

けど、その集めたゴミは家の外でおしまい、朝早くリヤカーを引いた人が塵収集に回っているけれど、その集められたゴミはきっと川に捨てられるに違いない。

 

川は流れず、塵であふれ異臭を放っている。

ここ何十年も、余り変わらないカトマンズの風景。

 

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ネパールの人達は、信仰心が厚い。

街角の彼方此方に寺院が有り、誰かがお参りをしている。

 

その為か、安心して一人でも町を出歩ける。

 

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クマリの館。

 

小さな女の子が、神様として生活している館だ。

 

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目玉寺院の一つ。

 

急な階段を何百段か上った、小高い丘の上にある。

 

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 目玉寺院の小高い丘から見たカトマンズの町並み

 

こうしてみると、緑も有って中々良い町だけど。

 ここで、石に彫ってある”ナマステ”「こんにちは。有難う等様々でナマステを使う」を見て、ネームプレートを彫ってもらるか聞くと「ok」との事。

 

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写真の彼女が、一生懸命コツコツ手で彫ってくれた。

 

出来上がるまで木陰に座って、横にいたご主人と色々お話をしながら見物。

 

20代前半の様で、子どもがいて、子どもを公立ではなく私立の学校に入れたいんだそうで、お金が要るんだと話していた。

 公立は、余り良くないとの話だった。

 彼女が彫ってくれたネームプレートは、とっても素敵で最高の記念になった。

 

家に帰ったら、通る人に見てもらえる様に道路側にかけよう♪

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2012年5月22日 (火)

静かなる カンチェンジュンガ トレック紀行

4月21日、中国成都よりラサを経由してカトマンズに入る。

 

1万メートルの高さの飛行機の窓から、ヒマラヤの山々が良く見える。

 

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チベット側は、多くの湖が山間に広がり、まるで海に浮かぶ小島を眺めているようだ。

 

 

 

 

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厚く覆われた柔らかな真っ白い雲の間から、白く冷たく、硬く尖った山々が、顔をのぞかせている。

 

 

何人をも寄せ付けない、冷たさと白さ。

 

 

 

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これから始まるトレッキングの「カンチェン、ジュンガ」の山が飛行機から見えた。

 

右側は、「ジャヌー」だ。

 

この山の麓近くまで登るなんて、こうしてみると自分が信じられない

 

行けるんだろうか?

 

急に不安になってきた。

 

エベレストも眺められた。

 

飛行機から見えただけで、もう充分だ。

 

満足だ。

 

こんなに手の届くような高さにある山近くに行こうなんて、なんと自分を知らなさすぎる。

 

ヒマラヤ山脈を眺めながら、カトマンズに入った。

 

カトマンズは、20数年前と二年前と今回で三回目の訪問だ。

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静かなるカンチェンジュンガ トレック 紀行

4月20日、関空より上海経由で、成都へ。

 

初めての中国だ。

 

中国成都は、空港より広い高速道路が走り、又高層のアパートメントが林立し、今まさに開発の真只中。

空は透明感が無く、なんだかとっても無機質な感じ。

 

空港内やタクシー、ホテル、勿論お店も英語を話せる人が少なく、夕食のレストラン探しで一苦労。

 

激辛の火鍋料理店が多く、やっと見つけたレストランでも英語が通じず、漢字を見ながら多分こんなものが出てくるだろうと予想して頼んだ料理は、とても美味しかった。

美味しくて、調子に乗って食べていたら、激辛の野菜を口にしてしまって、ピリピリ、ヒリヒリ。

 

折角の幸せな口周りが、何処かへ飛んで行ってしまった。

 

ネパール入り前の、こんな中国の一夜を過ごしました。

 

明日は、いよいよ、ラサ経由でネパール、カトマンズ入りです。

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2012年5月21日 (月)

静かなる ヒマラヤ カンチェン、ジュンガ トレッキング

昨夜遅く、日本に帰って来ました。

長いようで短い30日間でした。

トイレと水とお風呂、一番恋しい物でした。

日本はいいねえ♪

やっぱり

色々な事が有りました。

勿論、日本では考えられない事。

順に書いていきます。

そして、贅肉が全て落ちました。

5キロも減ってしまったのです。

このまま、贅肉なしで肥えられたら最高なんだけどなあ!

そうはいかないかぁ!!

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